以前からうわさには聞いていた砂漠の生き物「サソリ」。
この砂漠に引っ越してきたとき、近所の人によく言われたのが、
靴の中に注意しなさい。ということだった。
なんでもサソリは湿気が好きで、バスルームに掛けているバスタオルや、
靴の中に入り込んでしまうことがあるそうなのだ。
ある人のお宅では、シャワーの後に体を拭こうとしたらバスタオルにサソリがへばりついていて、
危うくサソリで体を拭くところだった!とか、
友人はカーペットの上で知らずに踏んでしまい、刺されなかったものの運が悪ければ
大変な事になってしまっていたと青ざめていたこともあった。
そんな恐ろしいサソリがわが家の廊下にいたのである。
しかも猛毒と言われるクリーム色の体長15cmほどのヤツだ。
いや、居たというより死んでいたからあった、と言うべきか。
そのベージュの体は真っ二つに千切れていたからだ(--;)
一体何が・・・?
それはにゃんにゃんが食いちぎってしまっていたのである!
生物の本によると、猫はサソリの天敵でアノ猛毒は猫には効かないそうなのである。
(これは確かではないが、ミーアキャットはサソリの毒に免疫があるらしい。追って情報を調べて掲載します。)
神様は本当にイロイロな生き物をお作りになったものだ。
なぜ効かないのかその辺のメカニズムは私にはこれっぽっちも解からないのだが、
とにかくとっても大げさに言えばにゃんにゃんはワタシタチの命を救ってくれた事になる。
しかも当時わが家には、ハイハイしている幼児がいたのだから、
彼女が刺されてていたかもしれないと思うと心底ゾッとする。
おぉ、にゃんにゃんよ。
君は飯くって寝るばっかりで何の役にも立たないと家主に罵倒されていたけれど、君にもちゃんとした役目があるではないか!
スピーカーもソファもその鋭い爪でガリガリにして、その被害総額は何十万円にも達しているけれども、ちっとは貢献してくれているじゃないか!
胸を張って生きたまへ!!
そう激励した一児の母であった。
(猫背で胸は張りづらいだろうけどw)